クリスマストゥルーストーリー4
そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストから出た。
これは、クレニオがシリヤの総督であったときの最初の住民登録であった。
それで、人々はみな、登録のために、それぞれ自分の町に向かって行った。
ヨセフもガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。
彼は、ダビデの家系であり、血筋でもあったので、
身重になっているいいなずけの妻マリヤもいっしょに登録するためであった。
ところが、彼らがそこにいる間に、マリヤは月が満ちて、男子の初子(ういご)を産んだ。
それで、布にくるんで、飼い葉おけに寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。
ルカ2章1〜7節
たふあさんの☆クリスマス豆知識
今回の配役は。引き続いて、マリヤ→シャロット、ヨセフ→リビウス でした。
イェス様はさすがに配役は・・・という個人的な気分により(を)オリジナルで。
かなり急いで描いたので、あれですが・・・まあ、優しそうなリビちゃんっていうのもたまにはいいかな、と(を)
さてさて、今回は文章は短いんですが、かなり内容が凝縮されている箇所です。
いろいろ書いても読む気が起こらないと思うので、完結に言うと、
王様のきまぐれ(を)でみんな生まれた町に帰れという命令があって
マリヤさんたちはおなかに赤ちゃんいるっていうのに、そこにいかなくてはならなくなったということです。
しかもそこに行っても、住民登録のためにみーんな宿屋に泊まってるから、
入れてもらえなくて、これから赤ちゃんを産むというマリヤさんたちは、
出産の衛生上まったくもってよくない馬小屋にしかいられなかったということですね。
絵では神々しそうに書かれる場面ですが、実際馬小屋というのはかーなーり臭いそうです。
そんな中で天使のお告げまで受けて誕生を予告されたイェスは生まれたわけです。
イェスが王宮のふかふかのベッドではなく、馬小屋というとてつもない貧しい環境に生まれてくださったからこそ、
クリスマスには意味があるのです。