クリスマストゥルーストーリー3
イェス・キリストの誕生は次のようであった。
その母マリヤはヨセフの妻と決まっていたが、
ふたりがまだいっしょにならないうちに、聖霊によって身重になったことがわかった。
夫のヨセフは正しい人であって、彼女をさらし者にはしたくなかったので、内密に去らせようと決めた。
彼がこのことを思い巡らしていたとき、主の使いが夢に現れて言った。
「ダビデの子ヨセフ。恐れないであなたの妻マリヤを迎えなさい。その胎に宿っているものは聖霊によるのです。
マリヤは男の子を産みます。その名をイェスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です。」
〜ヨセフは眠りからさめ、主の使いに命じられたとおりにして、その妻を迎え入れ、〜その子どもの名をイェスとつけた。
(マタイ1章18〜25節)
(文章中の〜は中略を表しています。)
たふあさんの☆クリスマス豆知識
今日の配役は
御使い→ ブライト ヨセフ→リビウス(赤) でした。
知らない方のために念のためにいうと、リビウスは作品によって(3か4によって)髪の色が違うのですよ。
いつもは「3」金髪を描くんですが、今回は赤の方を出してみました。
はい。という訳で、今回はイェスの人間的なお父さん、ヨセフさんのお話でした。
覚えがないのに、許婚のお腹が大きくなっている・・・
これは、普通考えれば明らかに不倫を連想させるもので、ヨセフさんはかなり悩んだのではないかなと思います。
このイスラエルの時代は、不倫をしたと分かったものは、石打ちの刑という死刑に処せられるところでした。
ですから、ヨセフさんは、信じていた許婚に裏切られた・・・と、訴えることもできたのですが、
彼はそれをしなかったのですね。
むしろ、彼女を思って、死刑にされないように自分から身をひこうと決めたのです。
自らを犠牲にしても思いやりのある行動をとろうとしていたヨセフさんは、
天使からの素晴らしいお告げを受けました。
考えてみれば、マリヤさんも、不倫だと誤解されるのを覚悟の上での受胎受け入れという形だったのですよね。
神様を信頼し、自らを信仰によって捧げる行為から、クリスマスは実現したことは、素晴らしいことだなと思います。
明日はいよいよイェス様の誕生ですよ〜。