ホワイトデーには何をする?


「そういえば、シェイド、お返しは何にするんだい?」
「……お返し?何かお返しをしないといけないようなことがあったか?」
「えっ!?……そりゃあ、ホワイトデーのことだよ。
 シェイドだって、バレンタインにファインから何かもらっただろう?」
「……もしかして、それのお返しをする日があるのか……?」
「そうだよ。君って、こういうことには疎いよね……」
「悪かったな。俺はこういうことを完璧に覚えているお前の方が、すごいと思うけどな」
「……褒め言葉として受け取っておくよ。ところで、お返しはどうするんだい?
 その分だと、考えてないとは思うけどさ」
「……お前はどうするんだよ」
「なに?知りたいのかい?」
「……参考までにな」
「そうだね・自家製のバラを鉢植えに植えて送ろうと思ってるよ。
 室内に飾る植物がほしいって、レインが以前いっていたことがあるからね」
「……そういうお前の細かさには感服するよ」
「それで?君は?」
「……アクセサリー……」
「へー、いいんじゃない?」
「指輪とか……でいいだろうか……などと思ってはみたが……」
「えっ指輪!?そっか……君もやっとその気になったんだね……」
「は?」
「とぼけないでよ。 
 指輪を送るっていうのは、結婚を申し込むことになるんだってこと
 いくらこのことに疎いシェイドでも知ってることでしょ?」
「け、結婚!????」
「そう。結婚。
 ゆくゆくはそうなるかなと踏んでたけど、
 まさかこんなに早く君が決心するとはね……
 友人として祝福するよ!おめでとう!」
「ちょ……待て待て!俺はそういうつもりじゃ……」
「こうなったら早速ふしぎ星中のみんなにこのことを知らせないといけないね!」
「おい、……人の話を……!」
「あ、ファインには内緒にするように、レインに連絡しておくから心配しないでいいよ
 うん、これから忙しくなりそうだね」
「人の話を聞けーーーーーー!!!!」







王子がワザとやってるのか、天然なのかは貴方の心の中次第★(笑)

top + novel